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親と子に関することわざを集めました。 |
●思うようなら子と三人(おもうようならことさんにん)
思いどおりになるなら親子三人がいい。=死なぬものなら子一人 |
●賢が子賢ならず(けんがこけんならず)
親が賢くても子は必ずしも賢くないということ。賢い親の子に往々にして愚かな子が生まれていること。 |
●子供川端火の用心(こどもかわばたひのようじん)
子どもが川に落ちないよう、火事を出さないように注意することが大切。 |
●子供騒げば雨が降る(こどもさわげばあめがふる)
子供が大勢で戸外で騒ぐ日には、近く雨が降るという俗説。 |
●子供好きに子なし(こどもずきにこなし)
子供好きな人にかぎって、子どもがいないものです。 |
●子供の喧嘩に親が出る(こどものけんかにおやがでる)
子供どうしの喧嘩に、親が口をだすこと。大人げないことのたとえ。 |
●子供は風の子(こどもはかぜのこ)
子供は寒さをいとわず、戸外で遊び回ることから。 |
●子に過ぎたる宝なし(こにすぎたるたからなし)
子は人生最上の宝である。 |
●子の心親知らず(このこころおやしらず)
子は案外、親のことを思っているのに、親はそれを察せず、子を無思慮なものと思っていること。 |
●子は鎹(こはかすがい)
子に対する愛情によって、仲の悪い夫婦の間も融和せられ、夫婦の縁がつなぎ保たれること。 |
●子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)
親は子の恩恵にひかされ、一生自由を束縛される。 |
●子故の闇に迷う(こゆえのやみにまよう)
親は子に対する愛情のために、理性を失って善悪の判断がつかぬようになりがちである。
=子故に迷う親心 |
●子を知ること父に若くはなし(こをしることちちにしくはなし)
子の長所や短所を一番よく知っているのは父である。 |
●子を持って知る親の恩(こをもってしるおやのおん)
自分が親になってみて、初めて親の恩のありがたさがわかるものである。 |
●子を持てば七十五度泣く(こをもてばななじゅうごどなく)
親は子のために、心配や苦労が多いものである。 |
●多し少なし子三人(おおしすくなしこさんにん)
子どもは多からず少なからずがよい。三人が理想的。 |
●可愛い子には旅をさせよ
子どもがかわいければ、甘やかして育てるよりも苦しい旅行をさせて辛苦をなめさせて方がいい。親のもとを離れて実社会に出すのがいい。 |
●棄て子は世に出る(すてこはよにでる)
親からさえ棄てられた子は、世間の荒波に耐え、身心を鍛えるので案外出世するものである。 |
●棄てる子も軒の下(すてるこものきのした)
子を思う親の愛情の深さいったもの。こどもを棄てるにも雨露をしのげるよう軒下を選ぶということ。 |
●切ない時は親(せつないときはおや)
苦しいときには、親を頼りにすること。
また、苦しい時には、親を口実にすること。 |
●千の倉より子は宝(せんのくらよりこはたから)
子は金銭財宝よりもとうといことをいう。 |
●竹の子の親まさり(たけのこのおやまさり)
たけのこの生長が早いことから、こどもがその親より優れていることのたとえ。
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●鈍な子は可愛い(どんなこはかわいい)
親からみれば愚かな子にはふびんが増して、ひとしお可愛く思われるものだということ。 |
●無い子では泣かれぬ(ないこではなかれぬ)
子どもで苦労しても子のあるほうが良いということ。 |
●茄子の花と親の意見は千に一つも仇はない(なすのはなとおやのいけんはせんにひとつもあだはない)
なすの花にむだ花がないのと同じで、親が子どもにする意見には間違いがないということ。 |
●七度契りて親子となり三度結びて兄弟と生まる(ななたびちぎりておやことなりみたびむすびてきょうだいとうまる)
親子
、兄弟の縁は遠く前世から深い因縁によってなりたっているということ。 |
●憎まれっ子頭堅し(にくまれっこかみかたし)
人から憎まれるようなやんちゃ坊主は体が丈夫である。
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●憎まれっ子世に出る(にくまれっこよにでる)
人から憎まれるようないだずら小僧が、大人になるとかえって出世する |
●憎まれ子世にはばかる(にくまれっこよにはばかる)
はばかるとは幅をきかすこと。世間から憎まれるような子は、かえって世の中で非常にはばをきかせるもの。 |
●母親育ちは内弁慶(ははおやそだちはうちべんけい)
女親に育てられたこどもは外では意気地がないが、内では威張り散らすの意。 |
●祖母育ちは銭が安い(ばばそだちはぜにがやすい)
祖母に育てられた子どもはしっかりしたところが無いということ。(婆育ての三百安) |
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